お薬辞典~タミフルとは~

「タミフル」はインフルエンザの治療や予防のために投与される薬で、日本では世界消費量の約75%を占めている有名な薬です。当サイトでは効果や使用方法、注意点などご紹介します。

夏でも香港A型インフルエンザをタミフルで治す

2014年から2015年にかけて、季節性のインフルエンザが猛威をふるったのは、香港A型のインフルエンザウイルスです。インフルエンザが流行する時期になると、不活性化ワクチンを生産して予防接種につとめるのですが、この時期の香港A型には効き目が弱く、約半数の人が効果が見られなかったと言われています。こうなると感染した人が医療機関に詰めかけることになりますが、そこで治療のために処方された薬はタミフルでした。タミフルはノイラミニダーゼ阻害薬のひとつで、吸入タイプや点滴など種類がある中で、経口薬に属しており、医師は症状や感染状況によって考察して使い分けるのですが、全身に作用することやA型に特に強く効果を発揮することから、インフルエンザの治療においては最も多く処方される治療薬です。結果的にこの年のインフルエンザは、大量のタミフルを使って鎮静化することとなったのです。インフルエンザの予防に使用されるワクチンは、毎年の流行する時期になると生産されることになりますが、基本的には冬場となっており、夏場の流行には対応していないことがほとんどです。一般的にもインフルエンザは冬だけのものと思われがちですが、夏に流行することも多く、暑さに負けて免疫力が低下すると感染しやすくなることからも、非常に危険とされています。近年では例年の傾向に合わせてワクチンを作っていますが、予想が外れることも多く、効果が不十分で感染することも少なくないようです。そういった状況でも、タミフルはしっかりと効果を発揮して、インフルエンザを治療できることから、ますます需要が高まる傾向にあります。前述の香港A型にも効果があったことから、夏場にインフルエンザの流行の兆しがあったら、タミフルを使用すると良いようです。